nishiko's kitchen

2017年2月生まれの息子のこと、好きな料理の事、思いのままに綴ります

梨泰院クラスが最高だった

遅ればせながら、梨泰院クラスを見終わった。結論から言って最高だった。

 

以下、ネタバレあります。

私は韓流ドラマが苦手だった。

あの独特の意地悪さ、恨み、妬み、ドロドロ、ねっとりめのラブストーリー、

愛の不時着はそのあたりでしんどくなってしまってだいぶ序盤にギブアップしてしまった。

でも梨泰院クラスは私の知ってる韓流ドラマではなかった。

とにかくイソが最高だ。

多分、よくあるラブストーリーならイソの役は男側が演じることが多い気がする。

守ってもらう、幸せにしてもらう、ではなく自分が相手を守る、幸せにする、そのために夢をかなえさせる、全力を出し続けるイソ。

本当にカッコよくてまぶしかった。

全力で愛して努力する、でもそれは自分をすり減らすことではない。イソは自分の気持ちにはどこまでも正直なのだ。愛に溺れているわけではなく、愛の中をしっかり泳いでいる。

作中ではもちろんそんなことないが、例えばもしセロイが悪い男でイソの気持ちを利用するような人物だったら、イソはそれに気づいた瞬間に自分の気持ちと行動にケリをつけてさっさと離れていくに違いない。

このドラマの恋愛の描かれ方は新しいと思う。

セロイとイソの関係は男女が入れ替わっても、同性同士でも成り立つ、そんな恋愛だからだ。

自分の青春時代にこんなドラマが見たかった。

私の青春時代には、なんだかんだ強くてカッコいい男が、可愛くて優しい女と幸せになる、みたいのが多くて、

それって

男は強くてかっこよくあれ

女は可愛く優しくあれ

っていうメッセージを無意識に受け取っていて、そういう女の子像にやっぱり憧れたし、自分の行動もだいぶ寄せてた。

男らしさ、女らしさ、って言う概念を作り上げていく過程にはドラマやマンガやメディアの役割って大きいよね。

イソみたいな子に憧れてみたかったな。

このドラマが人気ってことは、こういう価値観で子供たちは育ってるってことだ。未来かすごく楽しみになる。